ジェレミー・グランサム:資源株に長期投資せよ

東証アローズ

大手投資会社GMOの共同創業者Jeremy Grantham氏が、資源株への投資検討を勧めている。
バブル発生が近いと予想してきたグランサム氏がコモディティを推奨する背景には、デフレの時代が終わりつつあるとの考えがうかがわれる。

グランサム氏は、Barron’sへの寄稿で、今後の10年間コモディティ価格が上昇すると予想している。
需要は成長し、安価な資源には限りがあるからだ。
こうした予想から、投資家にコモディティへのエクスポージャーを勧めるが、その方法として資源株(コモディティ関連の公開株)への投資を勧めている。
株式を通す理由については

  • 安価で流動性の高い投資方法
  • 株式リスク・プレミアムの享受を期待できる
  • 先物取引のローリングにともなうマイナス利回りを回避

などを挙げている。

グランサム氏は資源株のメリットをいくつか挙げている:

  • インフレに強く、インフレ期には保有資産の購買力を増大させてくれる。
  • 先行きが不透明な中、資源株は売られてきており、割安にある。
  • ボラティリティは高いが、長期投資ならばかなり安全な投資対象だった。

こうしたメリットがありながら、資源株が敬遠されている。
このギャップは、投資のホライズンにあろう。
耳目を集めやすいのは短期の上げ下げだ。
しかし、いったん長期投資のスタンスを取れば、話は大きく違ってくる。
グランサム氏は、最後にこう勧めている。

「投資家は、コモディティ価格のリスクや、いつも不確実なコモディティの見通しのために、コモディティ生産者への投資にいまだ慎重だ。
短期的なリスクに耐えうる長期投資家は、ぜひとも、この有望だが嫌われている市場セグメントへの投資配分が適切かどうか検討すべきだ。」