ゴールドマン:2017年の6大推奨トレード

米ドル

米ゴールドマン・サックスが、来年2017年の推奨投資戦略を6つ挙げている。
過去の推奨はあまりいい結果に終わっていないらしいが、とりあえず聞くだけならタダだ。

この話題を伝えているBloombergによれば、昨年末に公表した今年の推奨は散々だったそう。
年初からの市場の大荒れで、ゴールドマンは6大トップ戦略のうち5つをバレンタインデー前までに取り消したのだという。
さて、今年・来年はどうだろう。

1. ドル買いユーロ売り
ポピュリストの急進は米国だけでなく欧州でも継続しユーロの重しになる。
「ユーロとポンドを均等加重した通貨バスケットに対し、ドルの10%上昇を目標」。
(対ドルでユーロはパリティ、ポンドは1.14ドル)
ドルの5%下落で損切り。
リスク要因: ECBテイパリング、Brexit遅延。

2. ドル買い人民元売り
1ドル=7.07元までの元安を予想、6.75元で刈り取り。
7.30元までの可能性。

3. 新興国はマチマチ
「ブラジル・レアル、ロシア・ルーブル、インド・ルピー、南アフリカ・ランドを均等加重した通貨バスケットを韓国ウォン、シンガポール・ドルに対して買う。
約7%の金利差(年間ベース)と7%の値上がりで、14%前後の投資リターン」。

  • 強気: ブラジル・レアル、ロシア・ルーブル、インド・ルピー、南アフリカ・ランド
    米経済の影響を受けにくい国の通貨。
  • 弱気: 韓国ウォン、シンガポール・ドル
    中国ショートの代用として先日挙がっていた通貨だ。

4. 米中の影響を受けない新興国の株式の買い
「ポーランドWIG指数、ブラジル・ボベスパ指数、インド・ニフティ50指数を等価加重して為替ヘッジなしでバスケット買い」。
20%の上昇を見込む。
10%の下げで損切り。

5. インフレにベット
米10年物ブレークイーブンレートの買い。
230ベーシスへの拡大を予想。
160ベーシスで損切り。
欧州のブレークイーブンレートの買いも推奨。

6. 欧州企業の配当指数の買い
為替ヘッジありで欧州ストックス50指数の2018年12月限の配当指数先物を買う。
第1四半期の配当の伸びに期待。
現在112前後の同指数について125への上昇を目標。
105で損切り。

アメリカ人と日本人では調達通貨が異なることもあり、盲目的な追従は望ましくない。
ゴールドマンの相場観・ロジックを読み取り、投資家ごとに最適な戦略を練り直すことが必要だ。