ゴールドマン・サックス:ついに米国株を売り推奨に

Goldman-Sachs

ゴールドマン・サックスが3か月のホライズンで、ついに米国株の推奨を「中立」から「売り」に引き下げた。
リスク要因が山積しているほか、市場の側のリスク選好度も低下しているという。

ゴールドマンは、現在の株式市場のバリュエーションについて、天井が近いと指摘する。
Business Insider報)

「株式は広めのレンジ相場にあり、現在は上限に近いところに位置する。
・・・
結果、3か月の資産配分として、株式をアンダーウェイトに下方修正する。」

ゴールドマンは、成長環境が改善するまでは株式に前向きにはならないと言い切り、その主因を列挙している:

  • 株価上昇の後であること
  • 中国では刺激策主導の経済成長が模索されているが、その安定性への懸念が続いていること
  • 世界(特に欧州)での政治の不透明性
  • ハト的な中央銀行の見通し
  • 未知の危機(トルコなど)の発生懸念の高まり

多くのリスク要因を挙げ、「リスク資産のよくない非対称性が再び顕著になりつつある」と危ぶんだ。

問題はリスク要因だけではない。
市場の側がどれだけリスクに耐えられるかも重要だ。
ゴールドマンでは「risk appetite indicator」(リスク選好指数)という指標を開発し、環境に対する市場の反応を予想している。
その指数が今、中立ゾーンにあるという。

「リスク選好指数が現在、中立の領域にあるため、経済成長や政策への失望に対し、市場が脆弱になっている。
さらに、上げのモメンタムは消え、過去3回の下げの直前の株価水準に戻っている。」

なお、12か月のホライズンでは、引き続き中立とされている。