グリーンスパン:金利上昇・スタグフレーションがやってくる

アラン・グリーンスパン

アラン・グリーンスパン元FRB議長は、米金利がまもなく急上昇を始めると予想している。
すでに、米経済はスタグフレーションの初期段階に差し掛かったと語った。

グリーンスパン氏は、Bloomberg番組でこう語った。

「この水準の金利を長く保てるとは思えない。
金利は上昇を初め、そうなれば上昇ペースの速さに驚くことになろう。」

米金利は市場最低水準にある。
米10年債利回りは年初から70ベーシスも下げている。

米10年債利回り

このまま米経済が日本化すると見るなら、この水準もあながち低いとは言えないかもしれない。
しかし、米経済の現状は、明らかに日欧の経済とは異なる。
そう見るなら、米金利の水準は低すぎると見て当然だ。

では、名目金利の上昇は、実質金利(≒潜在成長率)とインフレ率のいずれが牽引するのだろうか。
グリーンスパン氏の見立ては後者であり、景気が停滞する中でのインフレ、つまりスタグフレーションを懸念している。

「(スタグフレーションの)極めて初期の段階が到来したのは明らかだ。」

と語るグリーンスパン氏の根拠は

  • 賃金上昇
  • マネーサプライの伸びの加速

が始まった点にある。
商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。
グリーンスパン氏はEUの将来についてもコメントし

「EUは崩壊するだろう。
いくつもの地域で、その兆候が見られる。」

と予想した。
EUはインフレに対して多様な文化・態度の国が集まっており、19か国を一つの金融政策でまとめることは至難の業だという。
仮に、緊縮派だけが集まって通貨統合を維持したとしても、それだけではメリットは小さいだろうと付け加えた。