グリーンスパン:原油は40-50ドルのレンジ相場に

アラン・グリーンスパン

アラン・グリーンスパンFRB元議長が、原油・中国・景気・財政について語った。
原油相場は40ドルで底を打った可能性が高いと述べ、財政は黒字を維持するべきと語った。

グリーンスパン氏のある電話会議でのコメントをBloombergが伝えている。
原油相場についてこう語っている。

「私にはこれ以上下がるとは考えにくいが、絶対ないとはいえない。」

1バレル40ドルで底を打ったと見ているものの、言い方はあくまで慎重だ。
グリーンスパン氏は今後2-3年、40-50ドルのレンジ相場になると考えており、50ドルなら国内シェール生産が増加すると予想しているという。

その他、グリーンスパン氏が言及した主な内容は次の通り:

中国経済は「持続不可能」
グリーンスパン氏は、中国は一端正しい方向に向かったものの、政治的反対にあって逆戻りしてしまったと指摘する。
政府が実質的に「すべてについて」損失を出さないよう保証する仕組みは持続可能ではないとした。

消費主導の経済拡大の限界
グリーンスパン氏は、企業の投資が弱い時に消費支出による経済拡大を望んでも限界があるという。
結果、見通しが不安定なものにとどまるとした。

財政赤字はダメ
米連邦政府は赤字予算ではなく黒字予算で運営すべきだとグリーンスパン氏は注文をつける。
さもないと、高齢者への社会保障が賄えないためだ。
具体的な黒字の幅は、GDPの3%以上だという。

世界的に財政政策による景気刺激が叫ばれる中、社会保障を優先するかに聞こえるグリーンスパン氏の言葉は独特の響きを持っている。