ガンドラック:成長か、インフレか

ジェフリー・ガンドラック

昨日のイエレンFRB議長発言を受け、新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏は、利上げの要因となるのがインフレ懸念だけではないと指摘した。
米経済成長率の低迷を考えれば、FRBがしばらくの間2%を超えるインフレを許容する可能性がありうるという。

ガンドラック氏はReutersに対し、FRBが緩和的政策を長く継続すると予想した。

「(イエレン議長は)12月に利上げするとは示唆しなかった。
議長は経済成長のトレンドを心配している。
米GDPはFRBが望むような状況ではない。」

ガンドラック氏は、イエレン議長の念頭に、ローレンス・サマーズ元財務長官の趨勢的停滞論があるのだろうという。

「GDPは低迷し続けている。
もしも、第3・第4四半期に成長率が1.9%に終われば、通年ではわずか1.5%の成長に終わってしまう。」

ガンドラック氏は、FRBの金融政策の目的の原点に立ち返り予想する。

「インフレが2%を超えるからといって金融引き締めに動く必要はない。
仮にインフレが3%になったとしても、FRBが一時的と判断するなら許容されていい。
イエレン議長は独立して考え、思った通り行動しようとしている。」

利上げペースが緩慢になるとの推測から、ガンドラック氏は米長期債への弱気度合いを緩めたようだ。
米国債利回りが200日移動平均線より上にあることを示し

「まだディフェンシブだが、国債への弱気度合いはMaxから1目盛り下がった。」

と語った。