ガンドラック:家を売れ、車を売れ、子供を売れ

ジェフリー・ガンドラック

新債券王ことDoubleLine CapitalのJeffrey Gundlach氏が、ほとんどの資産を売っておけと推奨している。
ダブルラインはリスク回避のために米国債ではなく金と金鉱山株を保有しているという。

ガンドラック氏は、ReutersのインタビューでChristopher Woolという芸術家の作品に言及した。
『家を売れ、車を売れ、子供を売れ』という作品だ。

「これは、まさに私が感じていることだ。
すべて、売っておけ。
今あるものにいいものはない。
株式市場は大きく下落するはずだ。
それなのに、投資家は何も問題が起こらないという催眠をかけられてきた。」

債券投資家が、すべて売れと推奨している。
これが通常のポジション・トークなら、リスク資産を売れと推奨し、暗に債券を買えという落ちがつく。
ところが、ガンドラック氏は米国債にもそっぽを向いているから深刻だ。

ガンドラック氏は今月上旬、あまりにも下がった利回りを見て、米国債投資を見限った
ショートにもゼロにもしていないものの、組み込み比率を引き下げ、デュレーションを調節したのだという。
これまでのところ金利は反転、ガンドラック氏の読みは間違いではなかったようだ。
ガンドラック氏の米国債投資への見方は厳しい。

「10年債利回りは再度反転し下げるかもしれないが、気にしない。
(米国債に投資しても)儲からない。
リスク・リターンは最悪だ。
アップサイドはない。」

ガンドラック氏は、安全資産として、米国債のかわりに金や金鉱山株を考えるように勧めている。
米国債を敬遠する一つの理由は、アップサイドがないことだが、他にも理由がある。
各国中央銀行の金融政策に強い不信感を抱いているからだ。

「FRBは昼休みだ。
経済で起こっていることを見ているか疑わしい。」

金曜日、日銀 黒田総裁は、大方の予想と異なり、マイナス金利の拡大に踏み切らなかった。
ガンドラック氏は、これが金融政策の限界を如実に表しているという。

「金融システムを破壊することで経済を救うことはできないんだ。」