ガンドラック:ドル、株、金、債券・・・

ジェフリー・ガンドラック

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が、現状の米市場の上昇が直に反転すると予想した。
相場反転は徐々に始まりつつあるという。

ガンドラック氏が現在の上げ相場について大統領就任までには逆転すると予想しているとReutersが伝えている。
同氏は、選挙前からトランプ勝利とその後の株高を的確に予想していた。
そのガンドラック氏が、上げ潮はすでに「勢いを失いつつある」という。

「トランプについては市場の80%下落・世界不況をもたらすというほど期待値が低かった。
今やトランプはオズの魔法使いになり、期待が高まった。
ここには魔法はない。」

今なすべきは《家に帰りたい》と願うこと。
そこに魔法はないのだ。
市場参加者が経済にも市場にも魔法がないことに気づき、帰るべき家に帰るとき、市場はなるようになる。
トランプ次期大統領の唱える政策がどれだけの実現性・効果を持つものなのか、市場は直それに気づくはずだ。
ガンドラック氏によれば、その時は近い。
ガンドラック氏は「トランプ・トレードに乗っかって買うには遅すぎる」と従前の見方を継続した。

「直に買い手の後悔が始まるだろう。
米ドルは下げつつあり、債券利回りはピークを打ち横ばいになった。
株もピークを打ち、金は短期的に上げるだろう。」

債券利回りがピークを打てば、債券に対する投資行動も逆転しうる。
ガンドラック氏は先週から米国債を、今週に入ってMBSを買い始めたとポジション・トークを披露した。

「米国債についての弱気度はやや下がった。
米10年債利回りが1.35%だったころに比べれば、現在の2.35%については弱気ではない。
3年債利回りが1.45%なのに対して、バンク・オブ・アメリカの配当利回りは1.39%。
本当かと思うほどだ。」

ガンドラック氏は米大統領選直後、米10年債利回りが2.35%程度で上げどまると予想していた。
仮にこの水準を切り上げれば大きな問題に発展しかねないと懸念していた。