ガンドラック:まだ終わっていない

ジェフリー・ガンドラック

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が、下げ止まらないドイツ銀行株についてコメントした。
問題は一銀行固有のものとは言えず、「まだ終わっていない」と語っている。

ガンドラック氏が、ドイツ銀行についてReutersの電話インタビューに応じている。
ドイツ政府は度々否定しているが、政府による救済も問題外ではなくなっているという。
ガンドラック氏は、不透明な状況に、近寄らないことを選択したようだ。

「距離をおくつもりだ。
(この問題は)分析不可能だ。
どっちに転ぶかであまりにも違いすぎる。」

先行きは急回復するか、墜ち続けるか。
丁半ばくちのようなものだ。

「何か救いの手が差し伸べられたと確認できるまで、市場はドイツ銀行株を売り続けるだろう。
必要なら、助けが入るはずだ。」

今のドイツ銀行を救おうとする民間企業が現れるのか。
ドイツ2位のコメルツ・バンクによる救済のための合併なども噂されるが、コメルツ・バンクがそれを望むのかは大きな疑問だ。
そうだとすれば、勝ち目は政府による救済しかなくなる。

「いつかは、ドイツ銀行株は40%上げるだろう。
その時こそ、政府が救済する時だ。
急騰は一瞬で終わる。
それは、全くコントロールのできないイベントだ。」

ただし、ガンドラック氏のいうような株価急騰が起こるかどうかは不透明だ。
EUは2013年、政府の救済前にベイルインを行うルールを定めている。
銀行が破綻に向かう場合、政府が救済する前に、株主だけでなく預金者まで負担を負うことになる。
救済時の株主負担のあり方いかんで、株式が無価値になる可能性もおおいにありうる。

ドイツ銀行については、すでにカウンター・パーティー・リスクを嫌い、取引相手が取引を解消する動きがある。
米当局からの巨額の制裁金が不安をかき立てたのは事実だが、原因はそれだけではない。

「何かが銀行を傷めつけている。
規制強化と奇怪な金融政策が銀行セクターの相対的なパフォーマンス悪化と同時発生したのは偶然ではない。
特にマイナス金利政策開始後の最近5四半期、銀行株のパフォーマンスはひどく悪い。」

ガンドラック氏は「まだ終わっていないように思う」と語っている。