ガンドラック:「決して」は「すぐ」を意味する

ジェフリー・ガンドラック

新債券王ことDoubleLine CapitalのJeffrey Gundlach氏が、米金利・米大統領選について語った。
債券利回りの動きから、マイナス金利政策が求める結果を生まないとの証拠が積み上がりつつあると分析した。

ガンドラック氏はSNL.comのインタビューで最近の債券市場を振り返った。
次々と出てくるリスク要因から債券は買われ続け、金利は低下したが、ついに反転した。

「7月に日中に1.32%をつけた時には、突然、債券より株がいいといっていた人、債券市場の人、週7日24時間金融メディアに携わっている人たちが
『国債を心から愛している。
金利は二度と上がらない。』
と言っていた。
この世界では、『決して』という言葉は『すぐに起こる』を意味しているんだ。」

ガンドラック氏は、米国債の利回りがじりじり下げる中、米国債への投資を控えるよう投資家に勧めていた。
果たして、結果はそのとおりとなったが、ガンドラック氏は市場の動きが「マイナス金利の今後を支持していない」ことを意味すると解釈している。
EUのリーダー、ドイツのNo.1銀行であるドイツ銀行は、株価が史上最安値を記録している。
この現象を引き合いに出し、マイナス金利は銀行システムにとって致命的と語った。

「マイナス金利は通貨安をもたらさない。
株式市場の助けにならない。
マイナス金利は定義からいってデフレ的なものであり、インフレをもたらさない。」

ガンドラック氏は米大統領選についてもコメントした。
いずれの候補が勝利しても、債券市場にとっては逆風だという。
両候補とも財政赤字を許容しインフラ投資を進めようとしており、トランプ候補は軍事費増強ももくろんでいる。
公共事業の拡大はGDPへの上乗せにはなるが、債券にとってはよくないことという。

ガンドラック氏は従来からトランプ氏勝利を予想してきた。

「私の説の中心にあるのは、ヒラリー・クリントンが信じられないほど悪い候補だからだ。
終盤にはヒラリー候補がつまづき、最後にはウィキリークスが彼女に大打撃を与えるだろう。」

と語り、ウィキリークスのジュリアン・アサンジ氏がヒラリー氏のメール問題のメールを暴露するだろうと示唆した。
ヒラリー氏が自滅するため、トランプ氏は無難に過ごし、相手の自滅を待つだけでいいのだという。