エラリアン:米国株は売り時

モハメド・エラリアン

独Allianz首席経済アドバイザーMohamed El-Erian氏は、自身のポートフォリオの3割が現金であることを明かした。
残りの7割も、中央銀行が買わない資産を買っているという。

エラリアン氏はBloombergに、自身の投資戦略として
 ・現金
 ・最もリスクの高い投資
この2つのバーベル戦略を採用していると明かした。
なぜ、大半の投資家が投資をしている真ん中の部分が抜けているのか。
この部分は、株や債券など公開市場で売買されている資産であるからだ。

「公開市場には大きなリスクがある。
こうした市場は最大限、中央銀行によって歪められている。
公開株を買って、その後5-10年ぐっすり眠って、リターンに満足できるとは言い難い。
債券も同じだ。」

エラリアン氏は以前からバーベル戦略を推奨してきた。
割高であるリスクの高い債券や株式を避け、現金と中央銀行が買わないオルタナティブを買う。
エラリアン氏は、オルタナティブとしてベンチャー投資などを挙げる。
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中央銀行による資産買入れは資産価格を押し上げた。
エラリアン氏は、経済と市場の間に乖離が生じたといい、乖離拡大とともに経済のリスクも積み上がっていると指摘する。

「みんな何度も何度も、中央銀行がリスクを遮断できると信じるよう刷り込まれてきた。」

エラリアン氏は、中央銀行がすべてをねじ伏せることができるとは考えていない。
仮にそうだとすれば、経済と市場の乖離はどう解消しうるのか。
 ・ファンダメンタルズの改善
 ・価格の下落
エラリアン氏は後者の可能性の方が高いとし、そうなれば金融安定が脅かされるという。

「確率は、悪い見通しの方に傾き始めた。
低成長、不況期の到来だ。
今は、株は買い時ではなく売り時だ。」