エラリアン:健全なドル高・不健全なドル高

モハメド・エラリアン

独Allianz首席経済アドバイザーMohamed El-Erian氏が、ドル相場について解説した。
反対通貨を指定しない形で、「健全なドル高」が進むよう舵取りをすべきと語った。

かつて世界最大の債券ファンドPIMCOを率いたエラリアン氏が、インドETからドル相場のゆくえについて尋ねられている。
債券/金利と為替は表裏一体のものだが、日頃エラリアン氏はあまり為替には言及しない。
超一流の債券投資家/エコノミストがどう考えているのか注目だが、エラリアン氏は為替の難しさを率直に認めている。
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「為替は相対価格であるため予想が最も難しい。
米国がどうかだけでなく諸外国の状況にもよるからだ。
さらに最も柔軟性の高い市場でもある。」

エラリアン氏は、さらに現状の特異な状況についても言及する。
債券市場が歪められており、為替市場がそのつじつま合わせをさせられているという。
債券市場の歪みとは、言うまでもなく各国金融政策が生んだものだ。

それでは、あるべき状態とはどういうものか。

「完全な世界では、世界的なリバランスが秩序だったやり方で進む。
そうした世界では、米ドルは2つの要因で上昇するだろう。」

エラリアン氏が指摘する要因とは:

  • 米経済の相対的に高い成長率
  • 金融政策の正常化(利上げ)

エラリアン氏は、世界の適切なリバランスは健全なドル高とともに進むと考えている。
「健全な」と断るとおり、エラリアン氏は「不健全なドル高」も起こりうると考えており、例えば保護主義がその原因になりうると指摘した。