エラリアン:ジャクソン・ホールは無風だろう

モハメド・エラリアン

独Allianz首席経済アドバイザーMohamed El-Erian氏が、注目の集まるジャクソン・ホールでのジャネット・イエレンFRB議長の講演について無風と予想した。
FRBがこれ以上拡張的な金融政策をとれば、副作用も大きくなってしまうと警告した。

エラリアン氏は、CNBCで、各国中央銀行の経済に対する影響力が小さくなっていくと語った。
しかし、それでもFRBは別なのだという。
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日本銀行の場合、逆効果とまでは言えないが、無力になりつつある。
しかし、それは、FRBが重要でないことを意味するわけではない。
FRBは、市場や政治システムにとって、恐ろしく重要だ。」

エラリアン氏は、このFRBの重要性を鑑み、イエレン議長が引き続き重責を負い続けることになると予想する。
本日予定のジャクソン・ホールでの講演もその一つだ。
市場関係者は、FRB金融政策のヒントを求めて聞き耳を立てている。
エラリアン氏は、多くを期待すべきでないと予想する。

「イエレン議長はさほどジャクソン・ホールを重視していない。
・・・
言えることも多くない。」

近日インフレ目標引上げ論があることについて、エラリアン氏は否定的だ。

「彼らは今のインフレ目標でさえ達成できていない。
真実は、海外の政府・中央銀行がきちんと仕事をするか次第ということ。
FRBは孤軍奮闘を続け過ぎた。
こんなことを続ければ、コラテラル・ダメージ(巻き添え被害)が大きくなってしまう。」

エラリアン氏は、投資家が金融政策と投資の関係についてよく理解できているという。
投資家は、「中央銀行が金融市場のボラティリティを抑制し、ほぼすべての資産価格を押し上げた」ことを知っている。
その結果、「将来のリターンを現在の投資家に先食いさせた」のである。

現在の金融市場は人為的に高い価格に溢れている。
一方、将来の投資家の取り分は少なくなった。
エラリアン氏は、「絶対バリュエーションが人為的に高い」ことを理由に、相対バリュエーションに注目すべきという。

タクティカルに、素早く、ファンダメンタルズから乖離していることを忘れるな。
大きなエア・ポケットが待っている可能性が高い。」

みんな高いから相対バリュエーションという話にどれだけの説得力があるのかはわからない。
ちなみに、エラリアン氏は安全資産については現金派である。