ウェルズ・ファーゴ:米国以外の株が有望

ウェルズ・ファーゴ

Wells Fargoの資産運用部門Wells Capital ManagementのJames Paulsen氏が、世界経済が同期して回復を始めると予想した。
今後は、順調に上げてきた米国株に代わり、それ以外の国・地域の株式がいい投資先になるだろうという。

市場で弱気と強気の見方が交錯する中、ポールセン氏は強気にかけている。

「世界経済の回復過程が、同期的上昇の初期段階に達したと考えている。
すでにその証拠となる現象が起こっている。」

ポールセン氏が根拠として列挙したのは

  • 8年ぶりに経済回復のための国際協調がとれつつある。
  • 日欧が総力を挙げた刺激策に動いている。
  • 経済は過去の平均と比較すれば低位にあるが、それでも堅く改善している。

ポールセン氏は、「世界のサプライズ指数を見ると、米国を含む世界中のほとんどで改善している」と指摘する。
サプライズ指数は、世界中の経済レポートについて、実績が予想を上回ったかどうかを指数化したもの。
この指数の改善は、経済のモメンタムの向上を意味する。
ポールセン氏は、サプライズ指数だけでなく、株価指数も経済のモメンタム向上を示唆していると主張する。

「世界的に株式は上昇しつつある。
今、海外市場が米市場をアウトパフォームし始めた。
これは、世界的なファンダメンタルズの改善を示唆している。」

話は経済から株式に移る。
アンダーパフォームが予想されている米国株についてポールセン氏はどう考えているのか。

「年内、米国株がさらに上がるのかはわからない。
S&P 500は2,250に届くかもしれない。」

史上最高値圏にある米国株についてはあくまで控えめな見方にとどめている。
一方、海外株ははるかに希望が持てるという。

「海外株はこれまでの回復過程で一貫して米国株に対しアンダーパフォーマンスしてきた。
この理由で、ほとんどの投資家は海外株を十分に保有していないはずだ。」