欧州委員長:オハイオ、テキサスの独立を支援する

ホワイト・ハウス
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欧州委員会のユンケル委員長が、ついに公式に交渉がスタートしたBrexitについて語った。
その際、米大統領に痛烈な皮肉を浴びせる一幕があった。

「Brexitは終わりではない。
たくさんの人が(EU脱退を)望んでいる。」

ユンケル委員長は危機感を滲ませた。
EUの一体感が揺らいでいる。
多くの反EU勢力がポピュリズムを糧に勢力を増している。
欧州は今後も重要な選挙が続く。

EU解体を望む動きは場外にも存在する。
それに対してユンケル委員長は痛烈な批判を浴びせる。

「他の大陸の人までもだ。
新大統領がBrexit実現を喜び、他の国にも続くよう言っている。
そう言い続けるなら、私は米オハイオやテキサス州オースティンの独立を後押しするだろう。」

オハイオやテキサスよりも、カリフォルニアなど西海岸を挙げた方がわかりやすいように思えるが、とにかく面白い皮肉だ。
世界中で指導者の語り口が汚くなっているように感じられる。
EUが構造的問題に抜本的な解決策を打てていない以上、EU解体論にも一理あると言わざるをえない。
米国では合衆国解体論はまだ出ていないから、ユンケル委員長の当てつけは少々乱暴だ。
あるいは、荒唐無稽と思っていたら、突然現実味を帯びた話に変化するのだろうか。