米ドル

元IMFエコノミスト:円は下げて上げて90円に向かう

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元IMFエコノミストStephen Jen氏がドル円相場について、上げて下げる展開を予想している。
いったん120円程度まで円安ドル高に振れるものの、その後90円に向けて円高ドル安が進むという。

「日本や日銀よりFRBの方が重要だ。」

現在ヘッジ・ファンドCEOを務めるジェン氏はBloombergに、今後6か月間の主役は米国側だと語った。
FRB利上げなどが効くと見るためだが、120円程度で頭打ちになるという。

日米長期金利差とドル円

ジェン氏は、その後、主役が日本に移るという。

「日銀は他の中央銀行よりも非伝統的金融政策の限界に近づいている。」

仮に日銀の金融政策が限界に達し、金融緩和にブレーキがかかる場合、金融政策のダイバージェンスが縮小を始め、円高要因となる。
ジェン氏は、ドル円が2018年初めまでに100円までリバウンドし、さらにフェア・バリューに近づくと予想する。
ジェン氏の考えるドル円のフェア・バリューは90円前後だ。

「日銀が名目金利を固定し続けるのに固執すれば、資金フローが極めて強くなり、ドル円へのインパクトが他の歪みや諸外国からの政策対応を引き起こす。」

日銀が現状レベルの長期金利ターゲットに固執すれば円安が進んだり維持されたりするのだろうが、それは虎の尾を踏むことになりかねない。
ツイート介入をされ、ファンダメンタルズとは関係なく円高に引き戻される。
ジェン氏は、日銀がイールド・カーブの水準を変化(上昇)させざるをえなくなると予想している。
その結果が、大勢とは真逆の円高予想である。