佐々木融氏:ドル円100円割れが大胆じゃないワケ

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JP Morganの佐々木融氏が、来年2017年中の大幅なドル円の調整を予想した。
特に、保護主義など政治要因が強まれば、金利差などの要因に関係なくドル円が下落しうると警告した。

今年だって120円から100円まで落ちた

佐々木氏はテレビ東京の番組で、今ではすっかり少数派となった円高ドル安予想を継続した。
来年2017年にはドル円は100円割れもありうると従前の見通しを継続した。

今年2016年も1ドル120円近辺から始まり8月に一時100円まで下げており、2017年の100円割れ予想はそれほど大胆ではないという。

ドルはこの10年で円より20%減価した

トランプ・ラリーで進んだドル高に苦笑いをしながら、正攻法も正攻法、物価上昇率の差を打ち出してきた。
過去10年の日米の物価上昇率の差が約20%だったことを紹介し、購買力平価に基づく議論を展開する。

「過去10年でドルは円に対し20%減価しているはず。
偶然にも10年前のドル円は今と同水準。
当時の117円は20%減価して95円に当たる。」

(次ページ: 円安でもあり、ドル高でもある)