佐々木融氏: キタ――(゚∀゚)――!!

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円高予想派の筆頭、JP Morgan佐々木融氏は、トランプ・ラリーがトランプ・リスクに転換しつつあると書いている。
今後は市場の関心がプラス面(財政政策、規制緩和)からマイナス面(保護主義)に移っていくだろうという。

喜んでいるわけではないが、為替が円高に振れている。
今日12日未明には116円台だったのが、夕刻には一時113円台をつけた。

従来から円高を予想していた佐々木氏の予想は当たるだろうか。
佐々木氏は年末までに100円近辺まで円高が進むと予想している。
Reutersへの寄稿で、円高ドル安予想を続ける根拠として、日米金利差拡大の中で円高が進んだクリントン大統領就任時の例を挙げた。
貿易摩擦の高まりから、金利差拡大はお構いなしに円高ドル安が進んだ局面だ。

佐々木氏は、この円高ドル安シナリオに対する論点を紹介する。

  • 米貿易赤字・日貿易黒字の減少で円安ドル高になるのでは?
    「貿易収支の変化がドルを押し上げる影響よりも、市場の不安定化が円買いにつながる動きの方が先に出てしまう」
  • 米国の標的は日本でなく中国では?
    「米中貿易摩擦激化で市場が全体的に不安定化すれば、円が買われる」
    「80―90年代の日米貿易摩擦では、結果的に日本が折れる形で摩擦が収まっていったが、中国が当時の日本と同じ態度を取る可能性が高いとは思えない」

佐々木は

「トランプ氏が放つ保護主義的なコメントはこれまで個別企業に対するものが多かったが、今後本格的に警戒しなければいけないのは米中間の対立だろう」

と指摘している。