ロバート・シラー:FRB議長になってはいけない人

資産価格の実証的研究で2013年ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授が、利上げの意味と後任のFRB議長について語った。
長期的な金利動向は次期FRB議長のスタンスに左右されるとし、その人物像を予想している。

シラー教授はBusiness InsiderからFRB利上げが資産価格に及ぼす影響について尋ねられ、冷静に質問を2つの要素に分けて分析している:

  • 市場は利上げを期待しており、その期待はすでに市場金利・為替相場などに織り込まれている。
    「質問は、利上げが(市場)期待より大きくなるか、小さくなるか、だ。」
  • 「もう一つの質問は、ジャネット・イエレンFRB議長の後任が誰になり、その人のスタンスがどうなるか、だ。」

短期的な予想なら前者だし、長期的な予想なら後者が関心の対象となろう。

シラー教授は、市場の大勢と同じく、トランプ大統領がイエレン議長を再任しないと予想している。
教授が考える後任の人物像は、ビジネス・マンで、男で、FRBから注目されておらず、規制緩和について考えを共有する人物だ。
大統領の嗜好・偏見をよくとらえた回答だ。
一方、絶対になってはいけない人物を尋ねられると、笑いながらこう答えた。

「ロン・ポール(元下院議員)。
『連邦準備銀行を廃止せよ』という本を書いているからね。」