レイ・ダリオ:平均的な投資家の落とし穴

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Bridgewater AssociatesのRay Dalio氏が、バランスのとれたポートフォリオの重要性を説き、いくらか金を持つよう勧めている。
ダリオ氏によれば、投資とはオリンピックより過酷な戦いなのだという。

金は分散に役立つ賢明な資産だ。
だからこそポートフォリオには5-10%の金を織り込むべきなんだ。

ダリオ氏はBusiness Insiderのインタビューで、バランスのとれたポートフォリオの重要性を説き、そのためにいくらか金を組み込むべきと話した。
ただし、ダリオ氏が言っているのは日常的なリスク・オン、リスク・オフだけの話ではない。
もっと大きく超長期の話を含んでいる。
それは、世界の金融・通貨システムの視点である。

「第2次大戦後、ブレトン・ウッズ体制が始まり、米ドルが世界の準備通貨となった。
そこにリスクが存在する。
莫大なドル建て債務等が存在する。
もしも誰かがそれを保有したくないと感じたら、そのリスクにさらされることとなる。」

投資で勝とうとするなら

「コンセンサスは価格に織り込まれているんだよ。」

なぜコンセンサスに反した投資をしなければいけないのかと尋ねられ、ダリオ氏は投資のスタートラインをズバリ指摘した。
競馬である馬が勝つとのコンセンサスがあるなら、その馬のオッズは低くなる。

「成功するためには、コンセンサスに反するように賭け、しかも正しくないといけない。」

それと似たことが投資の世界でも起こる。
競馬と投資で違うのは、競馬ではコンセンサスが実際の勝敗を決めることはない点だ。
投資では、コンセンサスは実際に自己実現するような作用を及ぼす。
だからなおさらコンセンサスに賭けても勝ちは得られない。

「市場で成功を収めるのは、オリンピックで成功を収めるより難しい。
オッズが高いからだ。
より多くの人が参加しており、より多くの資源、大きな資金が注がれているからだ。」

ダリオ氏は、だからこそバランスのとれたポートフォリオを維持するよう勧めている。
特に平均的な投資家は注意が必要だと言い、よく調べ、いい助言を求め、謙虚である必要があると諭した。

「何かが上がると、彼らはそれを買う傾向にある。
・・・
『高く買って安く売る』傾向があるんだ。」