レイ・ダリオ、中国でファンドをローンチへ

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Ray Dalio氏率いるBridgewater Associatesが、中国でファンドをローンチする。
中国で資金調達し中国で投資するファンドなのだという。

「ブリッジウォーターは中国政府の認可を受けて中国に新たな部門を設け、中国内での資産の取得・売却のために中国内で資金調達する予定だ。」

Wall Street Journalがダリオ氏の次の一手をスクープした。
ダリオ氏が中国に早くから注目していたことは有名だ。
記事でも「1984年の初めての訪中以降、魅了されてきた」と紹介している。
実際、ブリッジウォーターでは、中国の金融機関・政府から資金を預かり中国外に投資する運用者の役割も務めている。

ところが、2015年7月下旬、ダリオ氏は中国への見方を変更したと語る。
中国株市場の不安定化が中国経済を悪化させると考えたのだ。
それから半月あまりたった8月11日、中国は人民元切り下げを決め、世界は人民元ショックに揺れることとなった。

そのダリオ氏が中国に再び前向きになっている。
長い間で培った中国政府との良好な関係を糧に、あたかも中国ローカルのファンドのようなアプローチを始めようとしている。
資金調達を中国内で行うことで、人民元リスクも大きく取らないスキームになっている。
中国には、ダリオ氏に資金を預けたい投資家もたくさんいるはずだ。

一方、WSJは少々辛口のコメントを添えている。

ブリッジウォーターの将来にとって中国は無くてはならないものになるかもしれない。
西側の投資家が高い手数料とさえないリターンを挙げて、ヘッジ・ファンドから資金を引き上げているからだ。