マーク・ファーバー:2017年の3大リスク

マーク・ファーバー

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、年初にあたって今年の3大リスクを語っている。
米政治・経済への懸念を述べた他、アクティブ運用の重要性が増すと予想している。

2017年の3大リスク

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。 ファーバー氏はMoney Control番組で、2017年の3大リスクについて語っている。

地政学的リスク、特に米保護主義

ファーバー氏は、米国が中国に貿易戦争を仕掛ければ米国にとって不利益になると言う。
中国の輸出の米国への依存度は18%に過ぎず、一方で安い中国製品が手に入らなければ米消費者が苦しむという。

レーガン政権との違い

ロナルド・レーガンが大統領になった時の追い風が指摘されている:

  • 資産価格は大きく下げており、上がることはあっても下がる可能性は小さかった。
  • 超高金利にあり、金利が下がることはあっても上がる可能性は小さかった。
  • インフレが鎮静化しつつあった。

トランプ政権は、こうした状況とは真逆の環境でスタートするというのだ。

高いバフェット指標

ファーバー氏は、世界の「株式市場:経済」の比率が(特に米国で)極めて高くなっているとし、米市場は2011年以来、他市場を大きくアウトパフォームし続けていると指摘する。
このため、米市場は調整しやすく上げにくいと、逆張り投資家らしく語っている。

アクティブ運用の復権

ここまではいつもの弱気予想なのだが、ファーバー氏はもう一つ興味深い予想を行っている。
それは、近年進んだインデックス投資拡大の変調である。

「みんな株価指数が上がることを願い、機関投資家は株価指数を買っている。
株価指数に連動するETFのコストが低いからだ。
一方で、アクティブ運用のフィーは高く、アクティブ運用の運用者は概してこの数年市場をアンダーパフォームしていた。
しかし、それが変化しつつある。」

ファーバー氏は、これまでも株価指数についてはだましがあると指摘してきた。
米国株が上昇を続ける中でも、上昇したのは大型株の一部にすぎず、その他多くは横ばいか下げていたというものだ。
パフォーマンス格差が地域ごと・セクターごと・銘柄ごとに広がりつつあるという。
こうした環境では、株価指数を買うより、銘柄選択の優位性が改善するとの趣旨である。