マーク・ファーバー

マーク・ファーバー:生きているうちに危機がまた来る

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スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、お家芸の終末論を繰り返している。
日欧での債券バブルが弾ければ米金利が上昇し、米長期金利が3%を超えれば株式に悪影響が及ぶだろうと言う。

「私は71歳で、明日事故にでも遭わない限りは私は巨大な金融危機を目の当たりにすることになる。」

ファーバー氏はCNBCで終末論を続けている。
嘲笑を浴びせられながらも挫けることがない。
嘲笑を浴びせる側も、最近では風向きの変化を読み取り、笑いが消えつつある。
ファーバー氏の考えはある意味型通りであり、常識的なものだ。

「世界で巨大な信用バブルが拡大している。
拡大できるか? Yesだ。
しかし、永遠には拡大は続かない。
いつか限界が来て、次の大きな危機が来る。
今日の債務レベルは(リーマン危機前の)2007年より高くなっている。」

ファーバー氏は、量的緩和を続ければ危機を先延ばしできるかもしれないという。
しかし、それは資産価格を不自然に押し上げ、そうした資産のリターンはアンダーパフォームするようになるという。
過去数年の工業用コモディティ、今後の高級住宅、FANGなどを例に挙げている。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。 「欧州や日本の債券バブルは米国よりはるかに大きい。
もしもこれらバブルが弾ければ、他の資産クラスに影響が及ぶだろう。
債券利回りが本当に上昇すれば、例えば米10年債利回りが3%を超えれば株式も反応しはじめるだろう。」

ファーバー氏は、米国株がすでに欧州株・アジア株よりアンダーパフォームしていることを指摘し、株式投資を考えるなら国際市場を見渡すべきと勧めた。
米FRBが利上げとバランスシート縮小に動いている。
これが可能なのは、日銀・ECBの量的緩和によってマネーが日欧から米市場へ流入しているからとの見方は多い。
欧州はテーパリングを視野に入れ始めた。
日銀はマネタリー・ベース目標を後退させ、意図せざるテーパリングが実現しつつある。
こうした変化が続くなら、世界的な債券利回りの底打ちが近づく可能性は否めない。