マーク・ファーバー

マーク・ファーバー:日本株には割安銘柄が残っている

Share

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、世界の株式市場におけるチャンスについて語った。
珍しく日本株について前向きに言及し、銘柄選択次第では「いいバリュー」のものがあるという。


Marc Faber: Better value in Asia and European markets than US from CNBC.

市場のリーダーシップは米国から他市場に遷移している。
いまだ欧州やアジアの方が米国より割安であると考えている。

ファーバー氏はCNBCで、今年の世界の株式市場についてコメントした。
英国を除く欧州株・日本を除くアジア株が米国株をアウトパフォームしたと指摘し、今後もこの傾向が継続すると予想した。
同氏はリーマン危機後の大底からの展開を振り返る。

リーマン危機後のS&P 500指数
リーマン危機後のS&P 500指数

ファーバー氏は、逆張り投資家としてのスタンスがそれなりに成功してきたと言いたいのだろう。
では、欧州・アジアが有望との目下の投資戦略について、より具体的にはどこを狙っているのか。

「個人的にはインドシナ(ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、ラオス)を好んでいる。
この地域には大きな経済的潜在力があり、多くのチャンスが存在する。」

アジアに大きな可能性を見出し、スイス、米国の次にアジアに移り住んだファーバー氏らしい。
同氏は現在タイに住んでいる。
先進国経済とは異なるレベルの成長力を秘めた国々にファーバー氏は関心を示す。
一方この日は、珍しく日本株についても言及している。
どうやら、保守的にすぎる財務戦略が日本株の足を引っ張り、逆に将来の伸びしろを与えているという趣旨らしい。

「日本では企業のデレバレッジ(債務削減)が進んでおり、興味深い。
日本企業の中には相当に割安な銘柄も存在する。
・・・
機関投資家にとっては、日本の一部セクターがとても割安な投資の機会を与えてくれるはずだ。」