マーク・ファーバー

マーク・ファーバー:今は2009年と真逆

Share

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、米国株市場についての弱気予想を継続した。
資産価格は総じて高く、どんなささいなことでも下げのきっかけになりうるという。


‘Something will happen,’ and stocks will plummet, argues Marc ‘Dr. Doom’ Faber from CNBC.

(私が予想した30-40%の市場下落は)まだ起こっていない。
だからこそ、みんな株を買い続けている。
しかし、いつか何かが起こるんだ。」

ファーバー氏は過去の暴落予想が実現していないことをCNBCで詰問され、たじろぐことなく老練な返しを披露した。
いつか大きな下げが見舞われるとの見方を継続し、きっかけは何かの信用問題かもしれないし、大口詐欺の発覚かもしれないし、金利上昇の開始かもしれないという。
FRBはハト派的なスタンスを続けているが、それでも小さなきっかけが暴落を引き起こすことがありうると主張する。

「2009年に株式が底を打った時、なぜ株が上がるのか理由を理解している人はほとんどいなかった。
今は真逆で、空は快晴、企業収益は拡大し良好、低金利だが、バリュエーションはとても高い。
世界中見回しても低いバリュエーションはほとんど見当たらない。
概して株式・債券には目いっぱいの価格がついている。」

市場の転換点を予想するのは至難の業であり、実際に起こった後になってもその理由を正しく理解できるとは限らない。
そもそも、株価の上げ下げを予想してその確率を競うなら、特に米国株についてはいつも上げ相場を予想する方が有利だ。
米国株は長期的な上昇基調を継続しており、中期・短期の変動においてもゆっくりと上げ急に下げることが多い。
上げと下げの期間を見れば、圧倒的に上げの期間の方が長いのだ。

ファーバー氏は世界の資産価格が総じて高いとし「調整の期間に向かっている」と言う。
同氏は、相対的な意味で安い資産クラスとして次の商品を挙げた。

  • 貴金属: ひどく高いわけではない
  • 農産品コモディティ: 高くない
  • 新興国市場: メキシコ、トルコ、ポーランド
  • エネルギー株: リズナブルな価格