ブラックロック

ブラックロック:米長期金利は年内2.5-2.75%へ

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資産運用の世界最大手BlackRockのRick Rieder氏が、7日発表の米雇用統計にコメントした。
FRBの金融引き締めは継続し、米10年債利回りは年末までに2.50-2.75%まで上昇すると予想した。

「完全雇用に近い(失業率はおそらく4%前半にとどまり、もしかすると3%半ばまで低下しうる)こと、責務である価格安定もほぼ実現していると思われることから、今日の雇用統計はFRBが政策金利の正常化プロセスを継続できるとの強い兆候を示すものと考えている。」

リック・リーダー氏のコメントをBarron’sが伝えた。
米労働省が7日公表した雇用統計は

  • 非農業部門雇用者数の伸び222千人(市場予想179千人)
  • 平均時給 前年同月比2.5%増
  • 失業率 4.4%(前月比0.1%ポイント悪化)

との結果だった。
良好な内容を好感し、7日の米市場は株高・金利上昇で反応した。

「我々はこの金利上昇が持続し、実際、2017年末までに10年債利回りが2.50-2.75%に近づくと予想している。」

世界中で金利上昇の兆しが見え始めた。
米10年債利回りは7日2.39%で終えている。
ブラックロック予想はさらに11-36ベーシスの上昇を見込んでいることになる。
リーダー氏は金利上昇のイメージについても触れている。

「詳しく言うと、金利が継続的に上昇するのではなく、階段を上るように新たなレンジに上昇していくものと考えている。
実質金利は人為的に低位に抑え込まれ、今のところ2017年はさらに25-50ベーシス・ポイント正常化しうるからだ。」

さらに、金利動向を占う上で、FRB以外の中央銀行(ECBや日銀)にも注意するよう勧めている。