ピーター・シフ

ピーター・シフ:金はもっともっと上がる

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Euro Pacific CapitalのPeter Schiff氏が、インフレが上昇すると見て、金の強気相場を予想した。
インフレの時代には、名目ベースの利回りは意味がなくなるという。

「金は今年8%上昇し、上昇率でダウを上回っている。」

最近、金は急に勢いづいたように見える。
確かに、昨年末につけた底以降でいうなら、金は株をアウトパフォームしている。

Dow平均と金価格

グラフで見る限りたいしたアウトパフォームでもないように見えるが、シフ氏にはその背後に流れる大きなストーリーが見えているようだ。
シフ氏は、金関連株が大幅に上昇していることを指摘し、ユニークな相場観を語った。

「ダウの名目ベースの動きには意味がない。
最後にはFRBや米国の置かれた苦境に気づき、もっと金や為替について興味を持つようになるだろう。
おそらく米国外の市場だ。」

シフ氏は金の強気相場が始まったと考えている。
山あり谷ありで来たことについても、「一本調子で上がり続けるものなどない」とし、「金はもっともっと上がる」という。
この自信の理由の一つは過去の経験だ。

「私は1990年代から金の上昇を予想してきた。
その間、金は株より上げており、これからもそうだ。
インフレも大幅に進むので、さらに金を買う人が増える。」

シフ氏のシナリオは、FRBの金融政策についての予想に基づくもののようだ。
イエレンFRB議長がバランスシートの正常化について言及したことをこうからかった。

「イエレンはバランスシートを小さくしたいと言った。
議長はきっと背が高くなりたいとも思っているはずだ。
どちらも実現しない。」

シフ氏はFRBが再びバランスシート拡大を余儀なくされると見ている。
量的緩和、財政政策、財政赤字拡大がインフレを高進させるとのシナリオだ。

シフ氏は、国境調整税がドル高を呼ぶとの大方の予想について「愚かな学者」の言うことと退け、ドル安が進むと予想している。