ピーター・シフ

ピーター・シフ:真の安全資産は円じゃなく金

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Euro Pacific CapitalのPeter Schiff氏は、金が本格的に上昇を始める時が近づいているという。
米経済の不況入りが近く、FRBが再び金融緩和へと舵を切るとの予想からだ。

「金は、世界的な金利上昇により弱含むとの思惑のためさえない。
また、金は日本円と強い相関があり、過去数年、円安になると金も下げてきた。」

シフ氏はロシアRTで、足踏みを続ける金相場について金利上昇・円安と要因を挙げた。
特に、金価格と円相場の相関について詳しく語っている。

ドル建て金価格と円/ドル・レート
ドル建て金価格と円/ドル・レート

「両方とも安全資産とされ、しばらく似た投資戦略で売買されてきた。
しかし、金こそ本当の安全資産であり、円が安全とは思わない。
金が最後の安全資産として残るだろう。」

シフ氏はあくまでゴールド・バグなのだ。
経済の混乱とともに価値の保存手段としての金が買われるという。
一方、円相場が安全資産のようにふるまい金に連動しているのは異なるロジックによるものとし、金価格を予想するのに円相場を用いてもいい結果は出ないとコメントした。

シフ氏は金が買われる時が近づいているという。
従前どおり、米経済の不況入りが近いと考えているからだ。

「米経済が市場やFRBが考えているほどよくないことに気づく人が増えている。
経済が悪化するにつれ、FRBは引き締めサイクルを終わらせ、緩和サイクルの再開に追い込まれるだろう。
物価上昇率が上昇を始めると、経済が不況入りしても、金にとってパーフェクト・ストームがやって来る。」

なお、シフ氏によれば原油は現在大底を、米ドルは大天井を形成しにいっているという。