ピーター・シフ:アメリカ人が金を買わないワケ

ピーター・シフ
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Euro Pacific CapitalのPeter Schiff氏は、アメリカ人が金投資を後退させた理由を説明している。
背景には、共和党員の政治信条が大きく関係しているのだという。

「米国以外では、まだ金が買われている。
結果、金価格は上昇し、2017年はこれまでとても強いスタートとなった。
世界は金を買っているのに、アメリカ人だけが買っていない。」

シフ氏は、海外が金に強気なのに、アメリカ人が金に弱気である理由を自問している。
2010年から金の販売も手掛けているシフ氏は、金投資の顧客層にその答があるのだという。
ここから先、シフ氏の主張が唯一の真実である保証はない。
しかし、一面の真実ではあろうし、なにしろ面白い。
シフ氏のストーリー・テラーとしての魅力を感じさせる物語になっている。

共和党員と金投資

「金を買う典型的なアメリカ人を思い浮かべてみるといい。
ほとんどは共和党員だ。」

投資をイデオロギーと関連づけて語ることに長けたシフ氏は、ゴールド・バグのイデオロギーをこう説明する。

「小さな政府を好み、過大な政府を懸念する。
中央銀行、アラン・グリーンスパン、ベン・バーナンキ、ジャネット・イエレンについて懸念する。
米国が向かっている先を懸念し、政府や債務の拡大を懸念し、国の将来を心配し、インフレを心配する。
そのため自分の身を守りインフレをヘッジするために金を買っているのだ。」

(次ページ: 税をインフレにすり替える)