ビル・グロス:最大の課題はテイパリングじゃない

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債券王ビル・グロス氏が、8日に予定されるECB理事会や米市場についてコメントした。
ECBのテイパリング開始は時間の問題とし、米市場については「バブル的な兆候」が見られると懸念を示した。

グロス氏はBloombergで、投資家はECBの債券買入れ停止を覚悟しておく必要があると語った。

「ECBは変える債券を買いつくしてしまった。
どこかの時点で量的緩和は、終了しなくとも、縮小される。
市場はすでにある程度織り込んでいる。」

グロス氏は、EU圏の国債利回りが最近の世界的な金利上昇とともに30-40ベーシス上昇している点を紹介している。
ECBテイパリングが噂された10月初め、まだ他の人たちが真偽のほどを図りかねている時、グロス氏はいち早く保有債券の短期化を進めた。
その後、当局や市場関係者の間でECBのテイパリングは公然の秘密と化してきた。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。 経済回復が進まない中でのテイパリング予想について、グロス氏は、量的緩和が経済を害するとの認識が広がったのが大きいという。
ドラギECB総裁は市場の安定を守るとの姿勢を堅持していることから、さらなる金利上昇などの悪影響は極めて小さなものですむだろうという。
むしろECBにとって今一番重要な課題はイタリアの銀行の経営不振だ。
グロス氏は、EUとECBが協力して救済するかどうか注視すべきと述べる一方で、仮にそうなってもあまり評価できないと語った。

「いずれにせよ、イタリア経済にとっていいことではない。
イタリアや他の国での不良債権問題は簡単には解決しない。
(救済しても)一時的に問題を見えなくするだけだ。」

(次ページ: ややバブル的な兆候が・・・)