ビル・グロス:電車の前には立ちはだかれない

Share

債券王ビル・グロス氏が、米市場の過熱ぶりに警鐘を鳴らしている。
市場の期待は高すぎ、仮に大幅下落がなくとも、低いリターンしか得られない可能性が高いという。

「高血糖の方だろう。
アニマル・スピリットは市場では見られるものの、成長率1.5-2.0%でしかない経済では当てはまらない。」

トランプ・ラリーが止まらない。
債券市場やメディアの心配をよそに米国株は最高値を試し続けている。
Bloombergから、これは「アニマル・スピリット」なのか、「高血糖」なのかと尋ねられ、グロス氏は後者と答えた。
アニマル・スピリットなら経済や市場に循環を引き起こすが、高血糖なら直に興奮は覚める。
株は売るべきかと尋ねられると、グロス氏は半身の答を返した。

「走ってくる電車の前に立ちはだかるのは難しい。
とくに、時速100マイルの時はそうだ。」

グロス氏はトランポノミクスが掲げる減税やインフラ支出が経済を押し上げうることを認めている。
一方で、市場が織り込む政策への期待は高すぎると考えている。
さらに、株式市場に影響を及ぼしうる「Headline risk」を尋ねられると、米国だけでなく世界中にたくさん転がっていると答えた: ヘルスケア、税制、赤字財政、北朝鮮、欧州の選挙、・・・

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。 「市場が10%下げるというようなことだけでなく、将来リターンが極めて低くなるというような点でも心配している。」

トランプ・リスクはないのかと尋ねられると、「わからないよ」と苦笑いしながら、大統領のツイッター行政を冷やかした。
その上で、政治リスクは大統領だけではないと語り始めた。

「ヘッドライン・リスクはポール・ライアン(下院議長)からも生じている。
彼が取りまとめた(共和党の)ヘルスケア制度パッケージや、実現不可能と思える財政均衡策などだ。」