ビル・グロス:金利は1か月ほど前に底を打った

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債券王ビル・グロス氏が、カナダBNNでカナダの住宅市場・世界的な金利動向について語った。
住宅市場のリスクは高まっているとしたほか、世界的な債券の強気相場は終わったと話した。

グロス氏は、米経済・市場のゆくえについて尋ねられ、トランプ次期大統領の政策は長期・短期で分けて考えるべきとの見方を強調した。
短期では株にプラス、債券に不利、長期では保護主義・ドル高がマイナスになるとの見方だ。
カナダ経済に与える影響については、グロス氏は3つの観点に注意すべきという:

  • 米加間の貿易は両国にとって重要
  • カナダは米国よりコモディティ(原油、穀物など)が重要で、政策も違ってくる
  • カナダ・ドルが上下しており、弱いわけではない

こうした点から、カナダ銀行(中央銀行)はインフレ、為替、住宅市場などへの配慮が必要だという。
グロス氏は10年前、カナダの住宅・銀行が世界の金融界の頂点を極めていた時期を回想する。
その頃と比べると、最近のカナダ住宅市場は勢いを失ったとし、やや住宅市場のリスクが高まったと指摘した。
カナダ銀行が政策金利を据え置いたことについては

「政策金利の点で言えば、中央銀行は住宅市場の弱含みに注意し考慮すべき。
リーマン危機の再来というわけではない。」

とコメントした。

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マイナス金利・超低金利は資本主義のメカニズムを阻害し、経済に悪影響を及ぼすため、程度の問題はあるものの金利上昇はいいことだと話した。

「カナダ、米国、世界中で1か月ほど前に金利は底を打った。」

と見た上で、金利が上昇すれば、経済を支える役割を担う銀行・保険・年金・債券投資家が息を吹き返すと期待した。