ビル・グロス:市場のロジックはタイム・フレームで変わる

債券王ビル・グロス氏は、3月の米雇用統計を悪い数字としながらも、金利への影響は限定的と答えている。
シリア爆撃などに象徴される政治リスクが高まる局面では、長期的には債券に不利・株式に有利になると語った。

米労働省が7日公表した3月雇用統計は

  • 非農業部門雇用者数: 前月比98千人増(市場予想180千人)
  • 失業率: 4.5%(前月は4.7%)

だった。
グロス氏はBloombergで、この数字を素直に悪いと受け止めたものの、債券市場への影響は限定的とも語っている。

「金利はすでに極めて低く、ここからさらに押し下げられるとは考えていない。」

グロス氏は、こうした低調な雇用統計が数か月続いたり、弱いGDPの数字が出てくれば、タカ派色を強めつつあるFRBがハト派に回帰する可能性もあると指摘した。

現在市場を突き動かしているのは何かと尋ねられ、グロス氏は「タイム・フレームによる」と答えている。

 短期 長期
債券 安全への逃避 戦争・紛争・リフレを恐れる
株式 超短期でリスク・オフ 戦争特需で有利に
商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。 債券投資において資産を守るにはどうしたらいいかと尋ねられると、グロス氏は

「マチュリティがカギだ。」

と答えた。
すでに債券の弱気相場は始まっているとし、金利上昇に備えてマチュリティ(固定金利の期間)を小さくしておくべきと説いた。