ビル・グロス:バランスシート縮小の影響は制御可能

Share

債券王ビル・グロス氏が、25-26日のFOMCについて解説した。
FRBはバランスシート縮小によって慎重にイールド・カーブをスティープ化していくと予想し、過度な心配は不要とコメントした。

Bill Gross: Fed focused less on short-term rates & more on reducing balance sheet from CNBC.

「FRBは短期金利、つまりFF金利引き上げをいったん停止したのだろう。
おそらく12月にも利上げはないのではないか。
今はバランスシート縮小に取り組んでいる。
FRBはイールド・カーブを順ザヤにしておきたいんだ。」

グロス氏はCNBCで、予想どおりに終わったFOMCの意図を解説した。
FRBは2015年12月から4回にわたって25ベーシスずつFF金利誘導目標を引き上げてきた。
しかし、その効果は比較的短い期間の金利にしか及ばず、長期金利まで波及したとは言い難い。
結果、バランスシートの平坦化から逃れられていない。
フラットなバランスシートが暗示するのはあまり明るい未来ではない。

米債利回り10年(青)、2年(赤)、スプレッド(緑)、FF金利(紫)
米債利回り10年(青)、2年(赤)、スプレッド(緑)、FF金利(紫)

FRBのバランスシート縮小で長期金利が上昇を始めるなら、心配になるのは株式など資産市場への影響だ。
過去を振り返っても、FF金利引き上げや長期金利上昇は株価を押し下げる要因となってきた。

米長期金利(青)、米株価(Russell 2000、赤)、実効FF金利(緑)
米長期金利(青)、米株価(Russell 2000、赤)、実効FF金利(緑)

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。 この点についてグロス氏は心配には及ばないという。
FRBが意図するバランスシート縮小はかなり緩やかなものとなるだろうからだ。

「FRB高官によるバランスシート縮小への言及でも、乾いてから塗るといった慎重なものになることが予想される。
・・・
これは市場への影響という意味で、現実的というよりは象徴的なものだ。」