バフェット:政治家は市場の動きを手柄にすべきでない

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オマハの賢人ウォーレン・バフェット氏が、米公共放送PBSのインタビューに応じた。
バフェット氏は自身の仕事の本質を明かし、その結論が米国株投資であると語った。


「市場では何が起こってもおかしくない。」

利上げが進む今でも市場がバブルとは思わないかと尋ねられ、バフェット氏はこう答えた。
市場に関するPBSの最初の質問は、やはり現状がバブルか否かであった。
バフェット氏は従前、米市場はバブルではないと話しており、重要な理由に低金利を挙げていた。
仮に金利上昇が進むなら、バフェット氏の想定の一つが覆ることになる。
そこでPBSの質問となったのだが、バフェット氏の答は上記のようにやや曖昧なものだった。

「私が最初に株を買ったのは1942年の夏、11歳の頃だ。
75年が経った。
私は今まで翌日に市場がどうなるか予知したことはない。
それは私の仕事じゃないんだ。」

自分は正しい場所にいるのか

バフェット氏はマーケット・タイミングを信じていないのだ。
では、何をやろうとしてきたのか。

私の仕事は、私が正しい経済に身を置いているのかを見定めること
米国はあの頃からまさにそうあり続けた。
ダウ平均は100から21,000まで上げてきた。
新聞がどう書こうが、あるいは悲惨なことが起ころうが、そうだった。
私が初めて株を買った時、太平洋戦争で米国はやられていたんだ。」

バフェット氏の考えの根底には米国・米企業への確信が存在する。
時として「バブルや人的ミスなどで脱線するかもしれないが」、趨勢としては米経済は拡大を続け、米市場も上昇を続けると信じている。
だから、バフェット氏は11歳から「一貫して株式を保有してきた」のだ。

(次ページ: 政治で投資判断は変えない)