バイロン・ウィーン:短期で楽観、中長期は「?」

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Blackstone Advisory PartnersのByron R. Wien氏が、Barron’sでトランプ次期大統領の通信簿をつけている。
成長戦略に前向きである点を評価し、株式について短期では楽観しているとしたものの、中長期では不安材料も指摘している。

民主党を支持してきたウィーン氏にとって、米大統領選の結果は驚きでしかなかった。
選挙直後の夜、ウィーン氏は民主党支持者によるパーティを2つ掛け持ちし、クリントン勝利の瞬間を待ったのだという。
想定外の接戦となり、客らは帰宅して待つことになった。
結果は知っての通りだ。

ウィーン氏はクリントン氏を積極的に支持したかったわけではなかった。
民主党支持だったし、トランプ支持はありえなかったから、やむなくクリントン候補を支持したと滲ませている。
ウィーン氏はトランプ勝利の要因をこう分析する:

「トランプの政策には深刻な欠点があるかもしれないし、財政赤字をコントロール不可能なまでに膨張させてしまうかもしれない。
しかし、少なくとも米国を成長路線に載せようというアイデアではあったし、それがトランプに勝利をもたらしたのだ。」

ウィーン氏はトランプ氏が強弁してきた政策について、取り組むだろうこと、やれそうなこと、難しそうなことを論じている。
政策・人事について、評価はものによってマチマチだが、ウィーン氏の初期段階での総合評価は「好ましいもの」だという。
金融市場については「積極的に成長のための政策を推進する」との期待感を示し、こう予想する:

  • FRBは金融引き締めを進める
  • インフレ・金利はやや上げる
  • 企業収益は改善する
  • 短期的に株を楽観している

そして、予想しがたい数年後の投資環境について願望を述べてコラムを終えている:

「今から数年後、インフレ・金利・財政赤字が急騰した時、普通株の投資環境はより困難になるだろう。
経済成長がこうしたリスクの悪影響を和らげてくれることを祈ろう。」