バイロン・ウィーン:少し神経質になった

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Blackstone Advisory PartnersのByron R. Wien氏がBloombergのインタビューで「2017年の10のサプライズ」の経過について尋ねられている。
米国株の目標についてはS&P 500指数2,500を維持したが、米長期金利については4%を3.5%に引き下げている。

ウィーン氏による「サプライズ」は今年で実に32年目。
年初の公表から2か月あまりが経ったところで、予想に変更はあるかと尋ねられた。

「S&P 500が2,500まで上昇するというのは、トランプ政権の成長志向の政策実行を前提とするものだった。
(閣僚指名などのごたごたを目にして)やや神経質にはなったが、2,500は取り下げない。」

S&P500指数

S&P 500指数は月初にすでに終値ベースで2,400に迫っているから、現時点で年内2,500を下ろさないのは当然だろう。
ウィーン氏は年初、3%の成長率を予想し、それを前提として米長期金利を4%と予想していた。
こちらについては少々見直しを入れたようだ。

「世界中に過剰な流動性が溢れていること、米金利は日欧よりかなり高い水準にあることから、米長期金利は4%ではなく3.5%程度にとどまるだろう。」

年初には、米経済の強さからインフレや資本の需要が十分に高まると想定していたが、その上昇はいつまでもは続かないとし、金利予想を引き下げたという。
しかし、基本的な強気姿勢は変えていないとウィーン氏は強調した。

「私はトランプ氏に投票しなかったし、支持もしていない。
しかし、彼の成長志向の政策は経済にとってプラスだし、市場にとってもプラスだ。」

このプラスを現実のものとするには

  • 政策の法制化
  • 有効なオバマケアの代替案
  • 減税・規制緩和・インフラ支出実現のための交渉

が必要になるとウィーン氏は語った。