バイロン・ウィーン:トランプ辞任なら市場は好感

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Blackstone Advisory PartnersのByron R. Wien氏が、トランプ大統領退任の可能性についてコメントした。
現状、弾劾の可能性は小さく、むしろ辞任の方がありうるシナリオだという。

「個人的には、弾劾されるよりも、むしろトランプ大統領が自ら辞任する可能性の方が大きいと思う。
例えば
『大統領の仕事はもっと楽しいと思ったが、こんなに大変だったとは。
 元の生活に戻ることにする』
などと言って、いきなり辞意を表明する可能性もあるかもしれない。」

ウィーン氏はトランプ大統領退任の可能性についてReutersにこう語った。
ただし、喜んだり悲しんだりするのはまだ早い。
ウィーン氏は弾劾について「現時点で明らかになっている事実だけに基づくと、その可能性は非常に小さい」としている。
議会共和党が同党の大統領を弾劾するには相当な決意が必要だからだ。
同様に、現時点で自ら辞任する可能性が高いとする理由も見られない。
(ただし、人物的にはウィーン氏の言うシナリオには説得力がある。)

一方で、トランプ大統領退任はすでにリスクではなくなっている。
米市場は再び物事の明るい面を見つめている。
ウィーン氏はこう予想する。

「ペンス氏の方が、思慮深く理性的であり、海外事情に精通して政治経験も豊富。
また、議会内調整力や政策実行力もある。
トランプ大統領が何らかの形で大統領職を退いた場合、市場は短期的にはネガティブな反応をしたとしても、ほどなくして方向転換し、好感するだろう。」

ロシア・ゲートがクローズ・アップされる中、同様の指摘が相次いでいる。
ジェレミー・シーゲル教授は、トランプ大統領辞任ならダウ平均は1,000ポイント上昇すると語った。
デニス・ガートマン氏も、辞任なら市場は好感すると話している。
こうした趣旨を明言する人たちは、問題がぐずぐずする方がはるかにリスクであると考えているようだ。
悲しいかな、ビジネス・パーソンの大統領が確実に株式市場に貢献する方法は、自身の辞任になりつつあるようだ。