バイロン・ウィーンのラジカルなポートフォリオ

バイロン・ウィーン氏が、Blackstoneのウェブキャストで「『ラジカル』な資産配分」を提案した。
機関投資家からすれば思い切った配分になっており、そこからウィーン氏の先行き予想が見て取れる。

ウィーン氏が推奨するラジカルな資産配分は次の通り:

世界的・多国籍の米大型株 5% 利回り・倍率がフェア・バリュー
ほか米国株(ロングのみ) 15% そこそこの成長が継続
欧州株(ロングのみ) 10% 割安銘柄が散見される
新興国株 5% 成長がいまだ鈍い
日本株 10% 景気刺激策が効いている
ヘッジ・ファンド(全戦略) 10% 戦略によっては魅力的
プライベート・エクイティ 10% 成約案件多
不動産 10% いくらか利益が上がる
0%
天然資源・農産物コモディティ 5% 世界の生活水準は上昇
非伝統的ハイ・イールド債(メザニン、レバレッジ・ローン、新興国債務) 15% いくつかはまだ魅力的
 現金 5% リターンなし
出典: Blackstoneウェブキャスト資料

「『ラジカル』と言った理由は、基本的にすべてエクイティのポートフォリオだからだ。
フィクスト・インカム部分もエクイティの性格を有している。」

ウィーン氏は、世界中どこを探してもこうした極端なポートフォリオを取る機関投資家はないだろうという。
ここからうかがわれるのは、ウィーン氏が米経済の成長とインフレを予想しているということだろう。
典型的な債券は経済成長やインフレがもたらす金利上昇に弱い。
そこで、リスク資産だけのポートフォリオを呈示しているのである。

なお、ウィーン氏の日本株に対する評価はこうだ。

「日本株はおそらく機関投資家のポートフォリオに最も組み込まれていない、世界で最も約束された投資対象だ。」