デニス・ガートマン:FF金利は1年後3%もありうる

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コモディティ王デニス・ガートマン氏は、米利上げが市場予想よりはるかに速いペースで進みうると警告した。
FF金利が1年後に3%、2-3年後に5%に達する可能性も十分に考えられるという。

ガートマン氏はCNBCで、決めぜりふ「40年」を的確に使い、金融引き締めの経験則を語った。

「この40年で学んだのは、いったんFRBが金融引き締めを始めると、みんなが希望するよりはるかに大幅にFF金利が上昇するということだ。」

ガートマン氏の政策金利に関する指摘は、米国だけのものではない。
社会や市場は金融緩和をねだりがちで、金融緩和はだらだらと続く。
平時には緩やかに、危機には急速に利下げが行われる。
中央銀行はぎりぎりまで金融緩和を続ける傾向があり、それがしばしば資産価格や消費者物価の耐えがたい上昇を生む。
反動として、利上げのペースは急激なものになる。

「今から1年後にFF金利は3%に達するか?
容易に起こりうる。
今から2-3年後にFF金利は5%に達するか?
容易に起こりうる。」

現在の現役世代、とりわけ日本人の中には高インフレ・高金利を知らない人も多い。
石油ショックによる日本での狂乱物価、1980年前後のボルカー・ショックなど、40-50年遡ると今とは全く異なる風景が広がっていた。
ガートマン氏はボルカー・ショックでオーバーナイトFF金利が20%を超えた瞬間を回想する。

「私が生きているうちに、それが繰り返すかって?
たぶんないだろう。
では、今後数年、25-50ベーシスごとの利上げが続くだろうか?
疑いようがない。」