デニス・ガートマン:確かなのは母の愛とOPECの裏切り

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コモディティ王デニス・ガートマン氏が、OPEC減産合意で始まった原油高についてコメントした。
原油価格の上げ相場は続かず、いずれ弱気相場に戻るだろうという。

ガートマン氏はOPECの減産合意が長続きしないとCNBCで語った。

「世界で何か賭けられるものがあるとすれば、母の愛とOPECの裏切りだ。
でも、それが起こるのは1-2か月後になろう。」

ガートマン氏は減産合意が長続きしないとしながらも、現在の上げの動きも否定しない。
原油価格は従前のガートマン氏の予想の上限を超えてきた。
年初、著名投資家ブーン・ピケンズ氏が「年末までに原油価格は52ドルまで回復する」と予想したとき、ガートマン氏は先物相場とサプライ・サイドの要因から反対意見を述べていた。
しかし、まさに年末に至ってピケンズ氏の予想は的中してしまった。

「長い間、原油価格は52ドルを超えないだろうと言ってきた。
たくさんの人がWTIをショートしている。
これはあと数週で終わるだろう。」

ガートマン氏は今回の上げ相場が直に反転すると考えている。
理由はOPEC諸国の抜け駆けだけではない。
サプライ・サイドの要因として、米シェール産業の動向も挙がる。
WTI原油価格が55-56ドルになれば、シェール企業が息を吹き返し増産に転ずると見られるからだ。
さらに、コモディティ共通の要因として為替にも言及した。

「ドル高は引き続きコモディティ価格の上値抵抗となるだろう。
原油も明らかにその影響を受けるし、長い目で見て弱気相場となるはずだ。」