デニス・ガートマン:主役はマホニング・バレーに

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コモディティ王デニス・ガートマン氏が、トランポノミクスの下でのセクター/コモディティ選択を語った。
重厚長大産業と運輸が日を浴びるようになるという。

ガートマン氏はCNBCで、米産業の主役変更の可能性について投資家に喚起している。
1兆ドルのインフラを謳うトランポノミクスが建設産業とそのサプライ・チェーンを浮き上がらせるという。

「次期大統領は、数年にわたって第一にインフラ、第二に防衛に集中すると明言している。
私は、足の上に落として痛いものを保有したい。
鉄鋼、ボール・ベアリング、鉄道などだ。」

オハイオ州北部とペンシルベニア州北部が接するところに、マホニング・バレーと呼ばれる地域がある。
オハイオ州クリーブランドとペンシルベニア州ピッツバーグのちょうど真ん中あたりに位置する。
クリーブランドとピッツバーグという都市から想像できるように、鉄鋼を中心とする製造業の地域であり、スチール・バレーとも呼ばれている。
言い方を変えれば、永年、米製造業の不振に苦しんできた地域だ。

ガートマン氏は、米大統領選でトランプ氏を挟んで反対側に置かれた2つのセクター群を比較した。
トランプ氏と尖鋭に敵対したシリコン・バレーと同氏を支持したマホニング・バレーだ。
ガートマン氏はトランプ次期大統領の下で長らく米経済の主役を務めてきたシリコン・バレーの座が揺らいでいるという。

「現在本当に変わりつつあるのは、ここ米国の鉄鋼業が生まれたマホニング・バレー(原文は「Mahoney Valley」)へのシフトだ。」

ガートマン氏は、シリコン・バレーのようにわかりにくいものから、マホニング・バレーの単純なもの:
 ・鉄鋼
 ・トラック
 ・鉄道
 ・建設資材
に興味の対象を移していくべきという。

同様の指摘は他の著名投資家からも相次いでいる。
マーク・ファーバー氏は、FANGのようなハイテク・セクター等から基幹産業へとシフトが始まっていると語った。
ジム・ロジャーズ氏は、インフラ投資の財源に疑問を呈しながら「インフラ・ビジネスに従事しているトランプ氏の友人たちは恩恵を受けるはず」と皮肉っている。