デニス・ガートマン:コモディティ王の3戦略

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コモディティ王デニス・ガートマン氏が株式・金・原油・穀物などの見通しを語った。
金・原油・穀物を用いた3つの投資アイデアを勧めている。

「まだ(米国株は)強気相場だ。
株価はいまだ右肩上がり。
割高ではあるが、途方もなく高いわけではない。」

ガートマン氏はETF.comにこう話した。
前のめりにロングするような状況ではないが、手じまうような状況でもないという。

2015年終わりの底値から上がりそうで上がらない金相場については、その原因を端的に述べている。

金価格の推移
金価格

「金市場に歓喜や熱狂があるかといえば、大いにNoだ。
なぜ、金に対する心理がこうも弱いのか。
世界中のどこでも本質的にインフレが欠如しているからだ。
それは変わるはずだ。」

インフレ懸念がなければ、金を煽るロジックは終末論しかなくなる。
しかし、終末論を真に受ける投資家は当然そう多くはない。
だから、金への期待は高まらない。
一方で、現在の金融緩和が実を結ぶのにはタイム・ラグがあるかもしれない。
インフレなどもう必要ないほど経済が回復した後に力強いインフレ圧力が実現するかもしれない。
その時、金は輝きを取り戻すのだろうか。

ガートマン氏は20-40年かけて原油が無価値になるとの見通しを維持した。
その上で、3つの投資アイデアを進めている。

  • 穀物: 穀物の相場は改善し、今後1年上昇が見込める。
  • 原油: 今後数年、2、3、4ドル上昇するごとにショートする。
  • 金: 日銀はいまだ緩和方針であり、円建てでの金投資が有望。