ジャック・ボーグル

ジャック・ボーグル:ETFは脅威

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Vanguard Groupの創始者Jack Bogle氏が、ETFに潜む落とし穴を示唆している。
バンガードはじきにETF依存の高いBlackrockを抜いて資産運用の世界最大手となるだろうという。

「ETFは売買しない限りは素晴らしい。
しかし、ETFは売買されるよう作られており、それが概して投資家の敵になる。」

インデックス・ファンドの生みの親 ボーグル氏はFinancial Newsのインタビューで、ETFが伝統的なファンドより世界経済にとっての脅威となりうると語った。
ETFは短期売買も自在だが、これがETFのレベルでの煩瑣な資産売買を自動的に強いてしまう。
ETFにかかわるこのリスクについては最近ジム・ロジャーズ氏バイロン・ウィーン氏モハメド・エラリアン氏も口々に言及している。
インデックス・ファンドを生み出し、パッシブ運用で資産運用業界に嵐を呼び起こしたボーグル氏までそうした議論に加わったことは注目に値する。

「バンガードはブラックロックよりいい馬に賭けていると思う。
バンガードはETFだけでなく、ETFとともに伝統的なインデックス・ファンドにも重きを置いている。」

ブラックロックの預かり資産は5.7兆ドル。
ETFはその28%を占める。
対してバンガードは4.4兆ドルのうち18%と低い。
ボーグル氏はすでにバンガードの経営には関与していないが、いまでも鼻息は荒く年寄りらしい昔話を好む。

「バンガードは30年連続で預かり資産のシェアを拡大しており、今も毎年成長している。
昔は年次のスタッフ総会で尋ねたものだ。
『なんで私たちの市場シェアは100%じゃないんだ?』」