ジム・ロジャーズ:金利は上がる、米ドルが一番

冒険投資家ジム・ロジャーズ氏は、米金利上昇が不可避と見て、米国株に悪影響が及ぶと考えている。
現状、最も有望な投資先は利息を生まない米ドル現金なのだという。

「伝統的には、FRBが3回利上げしたら心配し、4回利上げしたら逃げ出すものだ。
歴史が繰り返すなら、株式市場の問題は大きくなる。」

ロジャーズ氏はGoldSeek番組で広範な投資機会について語った。
ひどい風邪引きのようだったが、丁寧に考えを語っている。
逆張りを好み、ロジャーズ氏は現在のような上げ基調では弱気予想をすることが多かった。
米経済が改善する中でも不況の可能性に言及することが多く、その結果、QE再開を予想していた時期もあった。
しかし、今では利上げは動かないとし、その株式市場への影響を恐れている。
その危機感は、陶酔感に浸った株式市場にも次第に満ちてくるだろうという。

「間違いなく金利上昇は市場、FRBの両方からやってくる。
市場は直視しようとしないが、直に見据えるだろう。」

米金利が上昇するなら、米国債は下げ基調ということになる。
そこで、米国株まで下げてしまう場合、どこに資金を置いておけばいいのか。
ロジャーズ氏に迷いはない。
一番の選択は、安全通貨と誤解されている米ドルだ。

「現金は利息を生まないので嫌われるが、私はさまざまな理由から米ドルを好んでいる。」

ロジャーズ氏は米ドルという網を張りながら政治・経済の混乱を待っている。