ジム・ロジャーズ:安倍首相は株価を押し上げる

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トランプ・ラリーが続く中でも、ジム・ロジャーズ氏は米国株への投資に後ろ向きだ。
かわりにアジアから日本、ロシア、中国に目を向けるべきと語っている。

予想外のトランプ・ラリーが起こり、予想外に長く続いている。
初めのうちは一時的との見方が圧倒的だったが、長く続けば続くほど、さらに長く続くのではないかとの期待が高まる。
近いうちに調整局面があるはずと考えていたことさえ忘れつつある。
しかし、よく考えてみると、やはり調整局面がいつあってもおかしくない。
短期的な要因だけでなく、長期的な相場観からも、不安が全くないとはいいきれないのだ。
それは、米国株の長期推移を見れば一目瞭然だ。

あらためて見直すと驚く点が2点:

  • 米国株とは本当によく上がる資産クラスだ。
  • 中身のともなわない株がばかげた価格をつけたITバブルの水準され超えてしまった。

逆張り投資で知られるジム・ロジャーズ氏が米国株への投資を避けているとETが伝えている。

「米市場は史上最高値にある。
私は史上最高値のものは買いたくない。」

もちろん、株価が上がり続けることは悪いことではない。
それを裏付けるファンダメンタルズの改善がともなう限り、何より望まれることだ。
問題は、今の米市場にその条件があてはまるかだろう。
確かに米企業収益は長い目でみて成長を遂げてきた。
しかし、それは超長期の金利低下局面に支えられてきた面があり、その局面は逆転を始めるかもしれない:

  • このまま経済指標が持ちこたえるなら、FRB利上げが待っている。
  • 米経済は回復したことになっているが、実はQEを巻き戻せないほどいまだ病んでいる。

(次ページ: 日本株が有望な本当のワケ)