ジム・ロジャーズ:中国は要注意、ロシアが有望

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冒険投資家ジム・ロジャーズ氏が、海外投資を推奨している。
次の政権で関係悪化が予想される中国を避け、改善が予想されるロシアを検討すべきと話している。

トランプ次期大統領のレパトリ減税に期待を寄せるロジャーズ氏だが、そんなあやふやなチャンスより、もっと魅力的なチャンスがあるという。
トランプ・ラリーで伸びきったきらいのある米国株より、海外に目を向けるべきというのだ。
ロジャーズ氏が、今がロシア投資の好機と話したとCNBCが伝えている。

次期政権の下で、米露の関係は大きく改善する可能性があるとし、ルーブルとロシア市場にロング・ポジションを持っていることを明かした。

「トランプが現れ(ロシアに)プラスの発言をする前から、私はロシアに強気だった。
トランプはロシアに友好的に接する。
これは絶大な変化だ。
諸外国は対露制裁を解除していくだろう。」

一方、ロジャーズ氏は、トランプが牙をむく中国については悲観的だ。
「米中は共に繁栄しうるのに」と残念がる。
トランプ氏の取り巻きに中国嫌いがいることがネックなのだ。

「ナバロ(新設の国家通商会議のトップに就任予定)は中国を攻撃することで成り上がってきた。
トランプはナバロの言うことを少なくとも表向きは聴くだろう。
しばらくは(米中の)論争が起こる。」

トランプ氏は選挙戦中、中国に対する45%の関税を公約していた。
ロジャーズ氏は、この関税が実現するようなら、すべてを売れと言う。

「貿易戦争になると、経済の激変、混乱、不況、破綻が起こる。」

こうした懸念が高まれば、米ドルがすべての通貨に対して買われるというのが、ロジャーズ氏の読みだ。
だから、米ドルをロングしているのだが、米国株などの米資産にはあくまで慎重だ。

ロジャーズ氏は、世界最大の債権国のほとんどがアジアの国々(香港、台湾、韓国、日本、シンガポール、ロシア)であることを挙げ、長期的には投資先としてアジアが有望であると語る。
一方、米国、とりわけワシントンは、アジアで起こっていることを理解できていないと言う。

「彼らは日本が傾いているのを理解していない。
朝鮮半島が統一されつつあるのを理解しない。
中国が昇りつつあるのを理解しない。」