ジム・ロジャーズ:ロシア、ロシア、ロシア

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冒険投資家ジム・ロジャーズ氏が、ロシアへの楽観を語った。
逆張りが世間からの嘲笑を誘うことを知りつつも、ロシアへの確信を揺るがす様子はない。

「ロシアは今では世界で最も嫌われている国ではなくなったが、最も嫌われている国の一つだ。
数年前は、最も嫌われている国だった。
誰もロシアのことなど(投資の)話題にしなかった。
ロシアは逆張り投資の候補のリストの筆頭だろう。
ロシアを除けば、誰もロシアのことが好きじゃない。」

ロジャーズ氏はMoney Controlのインタビューで、逆張り投資先リストの筆頭にロシアを挙げた。
《安く買って高く売れ》を信条とするロジャーズ氏からすれば、皆が鼻をつまむ先こそチャンスなのだ。
冒険投資家は実に長い間、ロシア(旧ソ連)を見てきた。

「最初にロシアに行ったのは1966年、この社会は機能しないと考えた。
以降48-49年はロシアに対して悲観的だった。」

この半世紀近い除外期間を抜け、ついに最近ロシアはロジャーズ氏のお気に入りになる。

「株式・債券・通貨に投資している。
ロシアは変わった。
だから今後のロシアに楽観的だ。」

ロジャーズ氏はクレムリン、換言すればプーチン大統領に何か変化が起こっていると感じ取っている。
かつてに比べれば、国民の権利を認める国家になりつつあると評価した。

「ロシアは誰かを撃ったり、資産を取り上げたり、投獄していた。
今は、そういうことはなくなった。
・・・ほとんどの人に対してはね。
誰かがばかなことをすれば、そうするかもしれないが、それは米国も同じだ。」

ロシアが自由な国とはお世辞にも言えない。
しかし、ロジャーズ氏の言い分にも一理ある。
米国の大統領はリベラルな報道をFake Newsとなじっているし、ついこの間まで日本の政権もメディアに露骨な圧力を加えていた。
何ごとも程度の問題だ。

ロジャーズ氏は、今後もロシアが有望な投資の場所になると考えている。

「ロシアは態度を改め、他国のように国際ルールに従わなければいけないと認識したんだ。
ロシアは外国からの投資を求めている。」