ジム・ロジャーズ:お金なんていらなかった

Reutersが最近、ジム・ロジャーズ氏へのインタビュー動画を公開している。
ここでは第1話から歴史的瞬間を語った部分を紹介しよう。

「今振り返ってみれば、(バイクでのソ連や中国の横断は)ばかげたことだった。」

ロジャーズ氏は笑いながらReutersに話した。
ロジャーズ氏はアラバマの田園風景の中で育った。
アラバマ州と聞いてなじみ深いと感じる日本人は極めて少ないだろう。
州内の都市を挙げろと言われて思いつく日本人も少ないはずだ。
そうした南部の田舎から奨学金を得てイェールに進みオックスフォードに留学したのだから、相当な秀才であったはずだ。
ロジャーズ氏はイェール大4年生の時にウォール街でサマー・インターンシップの口を得る。

「株と債券の違いも知らなかったし、ウォール街のことも知らなかった。
それでも、私はそこに行き、そして恋に落ちたんだ。
・・・
当時のウォール街は今とは違ってとても静かなところだったよ。」

後にジョージ・ソロス氏と設立するクォンタム・ファンドでは、ソロス氏がトレーダー、ロジャーズ氏がアナリストの役割だった。
ロジャーズ氏はこつこつと調べ分析するのを得意としていたのだ。
ソロス氏との出会いは人の紹介だったのだという。

「彼は若い人間を探していて、私は職を探していた。
それが始まりだ。」

当時、証券会社が投資を行ってはいけないという法改正がありロジャーズ氏は証券会社を退社、ソロス氏とクォンタム・ファンドを設立する。

「会社をスタートした時、給料は75%も下がった。
私は気にしなかった。
四六時中仕事をするのが好きだったから、お金なんていらなかったんだ。」

クォンタム・ファンドの驚異的なリターンに貢献した後、37歳の時すべてを放り出し冒険の旅に出かける。

「朝起きてコンピュータの画面か何かを見ているのが嫌になったんだ。
バイクで世界中を回りたいと思い立ったんだ。」