ジェレミー・シーゲル:法人減税が株を押し上げる

ジェレミー・シーゲル

ウォートンの魔術師Jeremy Siegel教授が、トランプ・ラリーで史上最高値を試す米国株について持続可能な水準と語った。
市場から不安感が払拭できない中、永遠の楽天家 シーゲル教授の意見は一服の清涼剤だ。

米国株は持続可能

シーゲル教授はBloombergで、米国株が安くないと認めながらも、現在の低金利を考えれば度を過ぎているとは思わないと述べた。
ダウ平均はじき20,000に届くと予想しており、年末までにはそれに近いところに行くという。

ニューヨークダウ平均のトランプ・ラリー
ニューヨークダウ平均のトランプ・ラリー

法人減税が効いている

「最近の株価上昇はあまりにも楽観的すぎ、冷静になるべきだが、背景には大規模な法人減税への期待がある。
これで企業収益は10%超は改善する。
さらに規制緩和やインフラ支出が株価を押し上げる。」

教授が法人減税を一番に挙げている背景には、この施策が議会共和党の意向と合致し、早期の実現が期待できるからだろう。
法人減税はインフラ支出に比べて、はるかに政治的ハードルが低い。
また、規制緩和に比べてはるかに即効性がある。

一方、強気でならすシーゲル教授も、さすがに最近の急騰は「楽観的すぎ」だと感じている。

「21,000となると少々難しい。
利益成長など別の材料がなければ、新たな上昇段階にはなりにくい。」

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